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2016年7月11日月曜日

専門研修説明会のお知らせ

関義元@県中総診です。

冬眠から覚めたら、、、夏でした。

直前で恐縮ですが、今週7月16日(土)(日本在宅医学会大会とかぶって
しまいました!)に、当院専門研修説明会を開催します。

当院では、内科・外科・総合診療科での専門研修プログラムを準備しています。
医学生、初期研修医の方々を対象に、院内見学、専門研修に関する説明等を
行いますので、興味のある方は、是非ともご参加下さい。

新専門医制度に関しては、いろいろ混乱している情勢もありますが、
当院では、主に内科、外科、総合診療科において、初期研修医(特に
医師2年目の皆さん)をしっかり支える体制作りが、着実に進んでいます。

下記リンク先にある、当院ウェブサイトをご参照ください。

http://www.hospital.pref.ibaraki.jp/chuo/archives/13643

お待ちしています!(直前ですみません)

来るときは来ます(そりゃそうだ)。4500台/年前後の受入です。


2016年3月4日金曜日

英国研修報告~グラスゴーで家庭医療を学ぶ

こんにちは。関義元です。

今回は、後期研修医桑名先生からの英国研修報告です。
もちろん勉強に行っているんですが、楽しんでいる様子も伝わってきます。

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 こんにちは、後期研修医の桑名です。家庭医療後期研修プログラム「かさま」の2年目です。1月18日から3月18日まで、茨城県グローバル人材育成プログラムとしてイギリスのグラスゴーで短期海外臨床研修(見学)をしています。研修内容についてご紹介します。

<研修スケジュール>
 イギリスはイングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドなどのstateで構成されており、社会制度にある程度の自治権があります。グラスゴーはスコットランドで、日本の東北〜北海道を彷彿とさせます。最初の2週間は、グラスゴー大学や、エジンバラにあるスコットランド議会を中心に、イギリス(スコットランド)の医療制度について学びました。その後はWishaw(グラスゴー郊外の町、人口3万人)、Skye島(Highlandというイギリスの北の果てにある大自然の僻地、人口1万人)、Dunoon(グラスゴーからわずか1時間半だが細長い入り江を渡るのにフェリーが必要な僻地、人口1万人くらい)、グラスゴー(人口 60万人)とスコットランドの各地でGeneral Practice(GP)クリニックの見学を行いました。

<イギリスの医療制度>
 イギリスは、national health service (NHS)と呼ばれる国民皆保険制度があり税金で運用されています。日本の医療制度との大きな違いは、国民全員がGeneral Practice (GP)と呼ばれる総合診療医に登録する必要があり、どんな医療サービスを受けるにも必ず登録したGPのクリニックを受診する必要があります。GPの診察結果により必要があれば病院の専門科に紹介されますがありふれた病気はたいてい紹介されることなくクリニックで完結するため、gate keeperの(適切な医療資源利用を誘導する)役割も持っています身体診察と病歴聴取を中心に診療を行うため、診療能力にも学ぶところが多いです。

<GP>
 GPはこの国の制度で特別な役割を持っており、それは、すべての情報(紹介した専門科での検査結果・診断・方針・処方薬や他院救急外来の受診などすべての医療情報、ソーシャルワーカーや保健師からの情報や家族の情報、(もしあれば)違法薬物使用やアルコール依存などの社会的な情報)がGPに報告されることに裏付けされています。登録制である事は、医療の継続性や一貫性、患者さんに対する包括的・全人的なケア、家庭医的なアプローチ、さらにはより正確な疫学研究に大きな利点と思われます。総合診療というと日本だと若干馴染みが薄く、ややもするとアイデンティティーの危機に陥りそうですが、イギリスでは国の制度として確立されているため、そのようなことはなさそうです。
WishawのLogan先生と
<チームワーク>
 多くの医師業務(例えば慢性疾患の定期外来や乳児定期健診など)が薬剤師や看護師(とナースプラクティショナー)に委譲されています。同様に、以前と比較するとより多くのsecondary care(例えばワーファリンのコントロールやDMARDsの調整)がGPに委譲され、効率化を図っています。効率化や医療コスト削減の取り組みは、日本より何十年も進んでいるのではないかと感じます。コミュニティーでのケアも進んでいて、訪問看護、在宅緩和ケア・看取り、がん専門訪問看護、精神科訪問看護、乳幼児・母親の訪問看護など充実しているように見えます。人口1000人あたりの病床数は、日本がイギリスの4倍以上(OECD Healthdata 2015)です。医療費削減のために不要な病床を減らし、必要な介護サービスを導入しようとするならば、参考になるシステムだと思いました。働く環境に関しても、長時間労働の予防や休日(とホリデー)の確保が重要視されており、女性だけでなくすべての人にとってより働きやすい環境と思われました。
ナースプラクティショナーや保健師さんや訪問看護師さんたち
<イギリス生活>
 天気に関しては悪名高い冬のスコットランドですが、来てみると全体に景色の綺麗なところで、フレンドリーな人が多く、大変過ごしやすいです。イギリスで学んだことは、日本での診療においてもすぐに役に立つと思います。引き続き、研修を続けます。
ハイランド・カウ
See you!

桑名梨里子

~~~
中にいると見えないことが、外にいるとたくさん見える、ということがあります。桑名先生は、日本でも人一倍、前向きに頑張っていましたので、その分、今、英国から振り返って見えるものも多くあるでしょう。

日本に帰ってきたら、英国での経験を活かして、頑張って欲しいと思います。

私は、経験を活かせる環境を整えることを、頑張りたいと思います。 

以上、英国からの報告でした。

2016年1月20日水曜日

茨城県央県北レジデントセミナー開催します。

関義元です。

来週木曜(1月28日)、当院にて第19回 県央県北レジデントセミナー(私が管理している別ブログにリンクされています)を開催します。

お近くの皆様も、少し遠い皆様も、奮ってご参加下さい。

各病院から持ち寄った症例を、グループ形式で検討します。他病院の研修医とのディスカッションも経験できますし、他の病院では研修医が経験している症例もみることができて、良い刺激になると思います。

また、今回は、当院の産婦人科医による、研修医の皆さん向けのレクチャーも予定されていますので、これも勉強になると思います。(毎回、テーマを変えて、各病院でレクチャーを行っています)

筑波大学レジデントレクチャー1単位も認定されていますので、筑波大学レジデントの方々もより積極的にご参加下さい。

2016年1月10日日曜日

Ai講習会

関義元です。

昨日から2日間は、Ai(死亡時画像診断)講習会に参加しています。日本医師会館、立派な建物で講堂も広くて快適です。
私も会員です。
http://www.med.or.jp/doctor/anzen_siin/ai/003969.html

Ai (Autopsy imaging)というのは、お亡くなりになった患者さんに対して行う、(主に)全身のCT検査です。当院でも積極的に行っていますが、生体とは異なり、その解釈が難しく、当院でも新たな体制づくりが必要となってきています。実際、話を聞いてみると、当院でも十分出来ているところ、改善が必要なところ、いろいろな部分が見えました。

私自身、救急科専門医でもあり、Aiは救急診療とは切っても切り離せない関係です。死因究明二法、医療事故調査制度とも相まって、必要性が高まってきています。

臨床の現場では、死後であっても、可能な範囲で亡くなった原因をしっかり診断することは、ご遺族のために役に立ちます。

まだまだ、分かっていないことも多い分野ですが、当院でも、できることをやっていきたいと思います。

来年度のお知らせ

関義元です。

例によって、久しぶりの投稿です。気づくと年が変わってましたね(^_^;。
報告は出来ていないものの、私たちの毎日は前へ前へと進んでいます。ご安心下さい(?)。

ここで、来年度(2016年度)の後期研修医採用についてお知らせします。

現時点で2名が、当院の家庭医療後期研修プログラム「かさま」にて後期研修を開始する予定です。定員が3名/年ですので、あと1名が採用可能です。再来年度からは、新専門医制度が始まりますので、従来の制度では(多分)最後の採用です。来週からは、海外研修に行く後期研修医もいますし、春から加わる仲間もいます。

年が明け、みんな、それぞれのやりたい方向へ進んでいっています。精一杯、応援したいと思っています。

まだ、来年度からの行き先を決めていない方も、(意外と)いると思います。興味をお持ちの方は、お早めに(1月中くらいに)、ご連絡下さい。
今年は、暖冬でしたね。穏やかな波でした。


2015年9月29日火曜日

夏休みの出来事

関義元です。

すっかり、秋めいてきました。気持ちのいい風が吹いていますね。

夏休みはブログの更新も休んでしまいましたが、また、ぼちぼち始めていきます。

ここのところ、来年度の後期研修医~専攻医が、大勢、集まっている病院があると、話題になっているところもあるようです。当院は、今のところ、受け入れ可能な状況ですので、まだ、来年の行き先が決まっていない方で、当院での後期研修に興味のある方は、ご連絡下さい。慌てずにどうぞ。

http://www.i-kenshu.jp/cat04/

後期研修医の受け入れを締め切るときには、このブログや病院ウェブサイトにてお知らせします。

今年も、認定内科医に一名、合格しました。3年連続で毎年合格していて、自分が頑張ったわけじゃないですが、ちょっと、ホッとします(^_^; 。今年は、当院、家庭医療後期研修プログラム初の卒業生も出る予定です。

新専門医制度での総合診療専門医プログラム、日本プライマリ・ケア連合学会のVer.1からVer.2へのバージョンアップが来年に控えています。準備を進めています。

私たちは、相変わらず「小商い」をやっていますが、少しずつ、仲間が増えることを望んでいます。働きやすい居心地の良い場所を作り、そのことを通じて、より多くの患者さんの役に立っていきたいと思います。より良くあろうと、日々もがいていきますが、急な変革より、地に足をつけて日々を過ごすことを選んでいきたいです。

ということで、スタッフも、随時、募集しています。経験、資格は問いません。ICU管理の必要な重症患者さんから、軽症の患者さんまで、幅広く、診療を続けています。興味のある方は、一度見学にいらっしゃって下さい。
写真は、プライマリ・ケアカンファランスという、札幌医大を中心に、全国多地点をテレビ会議システムで結んで開催されたカンファランスでの発表後(やや放心状態)、の後期研修医の桑名先生です。お疲れ様でした。まだ、この頃は夏の始まりでしたね、、、そういえば。

高校生の病院見学、初期研修医説明会、自衛隊の航空機搭乗訓練、災害訓練、そして、鬼怒川堤防決壊に伴う災害派遣なども、夏季休暇中にありました。こうしてみると、いろいろありました。

追って、ご報告していこうと思います。

2015年7月5日日曜日

この1週間を振り返って(PTLS~県央県北レジデントセミナー~後期研修説明会)

関義元です。

この1週間、いろいろイベントが有り、盛りだくさんでした!

6月27日(土) 茨城PTLS (Primary-care Trauma Life Support)講習会

外傷初期診療に関するトレーニングコースです。1日かけて行います(8-18時)。模擬患者さんの協力もあり、臨場感たっぷりです。

今年、参加してくれた某氏のブログです。
http://blog.goo.ne.jp/digital-cube/e/90217e156827c270ea39257613c537e4
http://blog.goo.ne.jp/digital-cube/e/81c642bf1a230a4fbe585b1010c3df04
http://blog.goo.ne.jp/digital-cube/e/696e991f0d1059d51e1eea1109f7a036




医師、看護師を対象として、今年で8年目です。多くの方のサポートで、ここまで続いています。当初は、任意団体を作って自前で開催していましたが、今は、茨城県 地域医療支援センター主催となっています。今年は、150名(弁当の注文数から集計)弱の方々に参加・協力して頂きました。

茨城県内の研修医の皆さんを中心とした参加がありました。現場の外傷患者さんの診療に直結する内容です。特に、Primary Surveyだけでもしっかり身につけて頂ければ、受講生の力で救われる人が出てくると信じています。

7月2日(木) 茨城県央県北レジデントセミナー

某氏のブログ
http://blog.goo.ne.jp/digital-cube/e/65ebfc693240696b3dde3954eb4f3854

私は、(多分)2回目から世話人に加わっています。年3回ペースでの開催で、今回は17回目です。

県央県北地域のレジデント(と指導医)が横につながる、貴重な機会です。臨床推論の視点から、各病院から持ち寄った症例を検討します。

次回は、9月3日に水戸協同病院で開催する予定です。また、来年は、20回目で記念講演が検討されています。興味のある方は、どうぞ、次回以降、ご参加下さい。医学生・研修医が参加対象です。

7月4日(土) 後期研修説明会

当院の後期研修に関して、説明会を開催しました。当院では、積極的に後期研修医を募集しており、後期研修プログラム作成・運営にも取り組んでいます。

初期研修医の参加者は、院外1名、院内2名と少なかったですが、それより多くの指導医が、県内から集まって下さり、大変心強かったです。

内容は、当院の内科総合コース、救急・総合診療コース、茨城県立病院群家庭医療後期研修プログラム「かさま」(日本プライマリ・ケア連合学会Ver.1認定)の紹介と、当科の後期研修プログラムに所属する4名の後期研修医の先生方のポートフォリオ発表会(研修の振り返りも合わせて)です。

私自身が、強く開催を希望したにも関わらず、何分、はじめての経験だったもので、大変な失敗に終わるのではないかと、当日まで不安でした。しかしながら、後期研修医の皆さんの素晴らしい発表、指導医の先生方の非常に教育的で建設的なアドバイス、等に助けられ、非常に実りある会となりました。(心底、ホッとしました)

初期研修を終えた医師が独り立ちするまでの数年間は、非常に重要な期間です。

これまでは、この時期の教育は各学会任せの専門医制度あるいは医師個人の自助努力のみで成り立っていましたが、2017年度から後期研修に入る全ての医師は、19領域の専門医プログラムの内、いずれかを選ぶことが義務化されます。当院でも、総合診療専門医プログラム、内科専門医プログラムを基幹病院として立ち上げる予定です。

当院のプログラムで経験できる症例数や経験が十分であることは、後期研修医の先生方の発表で良く分かりました。

また、当院の後期研修プログラムに協力して頂いている院内外の指導医のサポートが、非常にしっかりしていることも、改めて実感出来ました。(自治医大卒業生が中心ですので、地域医療には強いだろうと思います)

また、今回の後期研修説明会で、私が気づき、一番驚いたことは、私が学んでもらおうと思った「以外」のことを、後期研修医の先生方が非常に多く学んでいた、ということです。まあ、教育って、そういうもんでしょうか。

安全な研修環境づくり、そして、自分自身もより良い医師であるための日々の努力を怠らないことが、何より大事であろうと思っています。後期研修医の先生方は、一緒に学ぶ仲間です。

今回の会は、見学に来てくださった研修医の先生方にとっては、我々が行っている後期研修を知ってもらう格好の場であったと思います。来年以降も、継続開催していく予定です。