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2017年8月17日木曜日

総合診療医という選択

茨城県立中央病院総合診療科の関義元です。

前回の投稿を読み直してみると、最後が(自分的に)滑っていて、ちょっと背筋が涼しくなりましたが(^^;)、気を取り直していきたいと思います。(今は、来週月曜の締め切りに向けて、当院総合診療専門研修プログラムを鋭意作成中です。( ー`дー´)キリッ)

で、本題ですが、我々も加入している、日本プライマリ・ケア連合学会が「総合診療医という選択」というプロモーションサイトを、本日公開しました。

http://sogoshinryo.jp/

宜しければ、ご覧ください。総合診療は、実に多様です。

2017年8月4日金曜日

新専門医制度雑感、、、とヘビ

関義元@今日はドクターカー当番です。ちょっと内輪の話です。

今、日本では、医学部(6年間)を卒業し国家試験に合格すると医師になれますが、その後、初期臨床研修2年間が義務化されています。ここに書く話は、さらにその後、3~5年間、19領域いずれかの専門領域を決めて専門研修を行い「専門医」になる、その仕組みを作ろう、という国を挙げての取り組みの話です。現在は、そういった「専門医」制度は任意団体である学会任せにされていて、第3者機関はその質を担保していません。・・・というところから始まった話なのですが、いつの間にか、たった1年で、学会任せの制度に戻ってしまいました。((特に)子供に聞かせるのは恥ずかしい話です。簡単な話ですから。)
当科では、これまで、後期研修医の教育は、このブログでもお伝えしていたように、積極的に行ってきました。今後も、総合診療、救急、総合内科、といった分野の専門医教育には、私も関わっていくつもりでおります。

ここまでは前置きです。

本日、2017年8月4日現在、日本専門医機構から、「総合診療専門研修プログラムについて、8月21日を提出締切としますが、提出書類のひな型は一部しか出来ていません」という連絡が、ウェブサイトに掲示、という形で発出されています。

http://www.japan-senmon-i.jp/

元は、本年度(2017年度)に開始されるという話でしたので、2015年冬~2016年春に、何カ月もかけて、多くの医療機関に協力を依頼し、当院基幹型プログラムを作成、日本専門医機構に提出しました。その後、協力して下さる指導医の方々に、レポートを書いてもらったり、指導医講習会に出席してもらったりして、プログラム開始の準備をしていましたが、

2016年7月20日、2017年度の新専門医制度開始延期が決定されました。

・・・このとき、私は、協力医療機関の方々に謝罪をしました。

それは、「不確かな情報」を基に、協力医療機関の方々を振り回してしまったこと、無駄な仕事をさせてしまったことに対しての謝罪でした。書類作成の負担も、実際経験された方ならお分かりになると思いますが、大変なものでした。各病院の方にもご負担をおかけしましたし、私の病院での業務内容も変更を余儀なくされました。

さて、冒頭の話に戻りますが、2週間弱という期間で(本日中または週明けすぐに、提出書類について正式に専門医機構から発表されたら、の話ですが)、プログラムを作成して、専攻医や各協力医療機関の方が納得してもらえるような、よいものができるでしょうか。次世代の専門医を養成する専門研修プログラムというのは、そもそも、ここまで慌てて作ってよいようなものでしょうか?(「待ったなしの状況」というのは、知性のはたらきを最低にします)

http://medg.jp/mt/?p=7749

上記のウェブサイトに坂根先生が書かれた意見には、私自身、ほぼ全面的に賛同しています。(一点だけ、異論というか意見があるとすれば、総合診療領域においては、ある程度ローテーション研修が必要で(内科12カ月はどう考えても不要ですが。外科は当然全く不要です。)、多様性を経験する必要があります。そこは単一施設での研修で済ませられない、総合診療領域の特殊性がある、と思っています。もちろん、上記ウェブサイトでは総合診療にローテーションが必要ないということは書いてません。全領域に循環型プログラムを一律に強要していることについて批判されていると思います。)

来年度、専門研修を開始する予定(現在、医師として2年目の初期研修医の先生方が主に該当します)の先生方が割を食わないように当院のプログラムを整備したい、という気持ちはありますが、慌ててプログラムを整備することが、果たして、教育を受ける専攻医にとって、また、地域住民にとって必要なことなのかどうか、私は、極めて猜疑的です。また、総合内科専門医(日本内科学会認定)を持っていれば総合診療専門研修プログラム責任者になれる、という制度変更があったのですが、実は、総合内科と総合診療はずいぶん異なるものです。内科が出来れば総合診療も指導ができる、と思っている人たちの姿が見えるようで(顔は見えません)、私は、背筋がぞっとしました。

また、1~2カ月くらい前から、日本プライマリ・ケア連合学会を通じて、申請書類などの情報提供は受けていますが、それらの「不確かな情報」を元に、協力医療機関の方々の貴重な時間を割いてもらって、書類作成の労を取って頂くことなど、昨年の経験を考えれば、出来るはずもありません。

ということで、私と当院の担当事務は、まだ、来年度分のプログラム作成には(あんまり)取り掛かっていません。全容が正式に発表されたら、出来る範囲で、取り組んでいこうと思っています。「なんだ、結局出すのか、、、」と思われるかもしれませんが、その辺は、大人の事情で許してください(^^;。

あまりこういった政治的っぽいことは、これまで書いてこなかったのですが、この内容を自分の中に鎮めてしまうと何やらよくないことが起きそうな気がしたので(笑)、ブログにアップすることにしました。

つまんない話でスイマセン。

最後に、最近、書かせてもらった原稿を紹介します。

https://www.yodosha.co.jp/rnote/book/9784758115919/index.html

上記、レジデントノート増刊7月号に、(今、注目されている)「ヘビに咬まれた!」、という項目を書かせてもらいました。以前のエントリーにある(かわいい)写真も載せました♡

是非とも、お買い求めください。

今回は以上です、キャップ!

2017年6月13日火曜日

現況&救急科後期研修プログラム(筑波大)

関義元@県中総診です。ご無沙汰してます。

今年度は、総合診療科スタッフ1名(2→3名となりました)が加わり、さらに、産休・育休明けのスタッフ1名も育児短時間勤務ながら5年ぶりの勤務を再開し、とにかく、新しいメンバーで、診療を中心とした活動をボチボチ始めています。
当科の家庭医療後期研修プログラム(日本プライマリ・ケア連合学会認定)には4名が在籍し、現在、その全員が院外研修中です。毎週、金曜朝のモーニングウェブカンファレンスで、(ネット上で)全員集合しています。文明の利器ですね、、、
文章とは無関係ですが、昨年、熊本へ災害支援に行った際に毎日見た風景です。災害対応が落ち着いたら家族で行こうと思っていたのですが、まだ行けてませんね、、、
https://www.facebook.com/tsukubaericu/

さて、突然ですが、筑波大学付属病院 救急・集中治療科で救急科専攻医(後期研修医)を募集しています!当院も連携研修施設となっており、現在も後期研修医の先生方を週2日、受け入れています。7月15日(土)・7月22日(土)いずれも15:00〜 後期研修説明会を行いますので、興味のある初期研修医・医学生の皆さんは、指導医・専攻医から直接話が聞ける貴重な機会ですので、是非ともご参加ください。
尚、今週日曜に東京ビッグサイトで開催されるレジナビフェア2017(研修医向け)にも、茨城県救急科合同ブースを出していますので、そこでも直接話が聞けます。参加される方は、お立ち寄りください。

また、当院が基幹施設として総合診療専門研修プログラムを準備予定ですが、日本専門医機構等から十分な情報が発信されておらず、今のところ、本年秋ごろに当科の後期研修説明会を予定しています。

来年度、当院での後期研修(専門研修)やスタッフとして働くことを考えている方がいらっしゃいましたら、個別にご連絡ください。メールアドレスは、yo-seki(あっとまーく)chubyoin.pref.ibaraki.jpです。子育て中の方、事情があってブランクがある方なども、変わらず歓迎しています。一度、見学にきてみて下さい。

2016年12月29日木曜日

天災は忘れたころにやってくる

関義元です。

昨晩の地震では、幸い大きな被害はなさそうですが(まだ予断を許しません)、茨城県では、ヘリコプターのプロペラ音が、昨夜そして今朝も聞かれています。

当院でも、事前に策定されたマニュアルに従い、災害対策本部を立ち上げました。当院には地震による被害はありませんでしたが、災害拠点病院として、周辺医療機関の情報収集、災害時情報システム(EMIS)への入力等を行いました。
当院職員は、御用納め後にもかかわらず(病院ですから、もちろん休みはないのですが)、発災後、迅速に参集し、統率のとれた本部活動を行いました。特に看護師の皆さんは、素晴らしかったです。
看護師の皆さんが、医療機関への電話分担を決めています
茨城県では、震度6弱以上の地震は2011年4月以来初めてであった、と朝のNHKで言っていましたが(寝ぼけていたので、間違えているかも、、、)、平時からの備えが重要であることを、当院職員一同、再認識する機会となりました。課題が山積していることも自覚してます。

私自身、4月の熊本地震の際には支援に行きましたが、今回は、ともすれば受援側に回る可能性もありました。2011年の東日本大震災の際には、九州JMATが茨城を支援して下さいました。日本全国(世界中)どこにいても、お互い様、ということだと思います。
まだ、茨城県内DMATは待機中です。引き続き、被災地を見守っていきたいと思います。

最後に、来年度の後期研修医、まだ募集してます。当院での救急・総合診療・家庭医療に興味のある方は、2017年1月中に、ウェブサイトにあるメールアドレスへ連絡して下さい。日本プライマリ・ケア連合学会Ver.2認定プログラムもあります。

また、スタッフも募集しています。DMATや国際緊急援助隊登録者も、当院には複数在籍しており、現在の登録者及び将来の取得を考えていらっしゃる方も歓迎します。随時、連絡をお待ちしております。

2016年12月27日火曜日

PCBMミーティング

関義元です。

年を越す前に何か書こう、と思ったら、塩漬けになった、下記のテキストが出てきました。
今日は、とありますから、その日のうちに投稿しようと思って、3か月漬け込まれたテキストです。

最近は、こういうのをみつけたときに、反省しても、自己嫌悪に陥らなくなってきたところが(笑)、自分成長したな、と思えます(汗)。

2016年9月17日の記事と思って読んでください。ほとんど、講演のメモ書きですが、どうぞ。

-----ここから、塩漬けテキスト。夏です(笑)。

関義元です。

今日は、PCBMサマーミーティングという集まりに参加しました。福島県楢葉町での開催です。

初めてお会いした方、十数年ぶりにお会いした方、などがいらっしゃいました。医療従事者を中心とした集まりで、災害、福島、熊本などについて話を聞きました。


楢葉町の保健師さんからは、震災後には、他都道府県から保健師のサポートがなかったこと、平成27年に避難指示解除され、徐々に帰町される住民が増えてきているが、高齢化率が5年で5%上昇し、人口も減っていること、などの現状が報告されました。
浜通りには保健師さんもDMATも急性期にサポートに入っていない、「それが原発事故なのかな、と思う」というコメントが印象的でした。
逃げられない方たちをサポートする方法もない、というのは、今も同じなのではないか、と思います。国道6号線わきに積み上げられた残土をみるたびに、原発によってコミュニティーを壊された人々、という現実がリアルに感じられます。

南相馬市の医師からは、脳卒中後の患者さんが、介護施設が不足しているために、逆に自宅退院が増えていて、介護者の負担が増えすぎている、という問題、南相馬市立総合病院の震災後の状況、避難と放射線のどちらのリスクが高かったか、震災後、犬咬傷・蜂刺傷(除染作業員 Decontamination Workers; DWsに死亡事故があった)が増えた、等のリアルなお話がありました。ミーティング後、多くの医学論文を英語で発表されていることなどをしり、感銘を受けました。

高野病院の事務長さんからのお話しは、震災前後でコミュニティーが全く変わってしまった、震災直後の多くの問題、精神科医のみの勤務にもかかわらず精神科以外の救急搬送を受け入れている現状、などが報告されました。

事務長さんの取り組みがまとまった本です。
https://www.amazon.co.jp/dp/4808309874

ミーティングから戻ってきてから、実は、当院で高野病院からの患者さんを受け入れていたこと、私もいわきに迎えに行っていたこと、などを知り(思い出し)ました。

福島県立医大の谷川先生からは、原発事故の健康影響について、双葉地区の医療課題、ふたば救急総合医療支援センターの取り組み(楢葉消防への救急医駐在・往診体制の整備)、ふたば医療センター(仮)構想、などをお聞きしました。


中途半端なところで、会を後にしましたが、私自身にとっても、東日本大震災を振り返る、良い機会となりました。

これからも、自分が支えられる立場に立つことを「ありありと想像しながら」、無理のない範囲で、福島を支え、そして、自分自身も支えられていきたい、と思いました。

2016年8月31日水曜日

831の日

関義元です。

今朝、娘を学童クラブへ送る車で、カーナビが教えてくれました。

「今日は、野菜の日です」(常に語尾のイントネーションが上がるのはなぜ?)

・・・なんか、爽やかですね(^^)。

娘と5分間、語呂合わせについて、話し合いました。自然な語呂合わせって、結構難しいですよね(^^;。

また、ぼちぼち更新していきます。

2016年7月11日月曜日

専門研修説明会のお知らせ

関義元@県中総診です。

冬眠から覚めたら、、、夏でした。

直前で恐縮ですが、今週7月16日(土)(日本在宅医学会大会とかぶって
しまいました!)に、当院専門研修説明会を開催します。

当院では、内科・外科・総合診療科での専門研修プログラムを準備しています。
医学生、初期研修医の方々を対象に、院内見学、専門研修に関する説明等を
行いますので、興味のある方は、是非ともご参加下さい。

新専門医制度に関しては、いろいろ混乱している情勢もありますが、
当院では、主に内科、外科、総合診療科において、初期研修医(特に
医師2年目の皆さん)をしっかり支える体制作りが、着実に進んでいます。

下記リンク先にある、当院ウェブサイトをご参照ください。

http://www.hospital.pref.ibaraki.jp/chuo/archives/13643

お待ちしています!(直前ですみません)

来るときは来ます(そりゃそうだ)。4500台/年前後の受入です。